
オイル交換。
車を所有していれば一度は耳にしている言葉だと思います。
ただ、このオイル交換を自分でやっている方は一部の方だけで、多くの方はディーラー等の整備工場での定期点検や車検時、あるいはガソリンスタンドで勧められて交換するというパターンでしょう
「3000キロ過ぎたから交換しましょう」
「半年過ぎてますから交換しましょう」
交換サイクルがわからないので、プロのいう事を聞いておこう。
こんな感じで交換してるんじゃないでしょうか?
しかし、このオイル交換それなりの出費となります。
ちょっと調べてみると、オイル交換の時期について現在日本のメーカーでは走行距離1万キロ~1.5万キロ、外車では2万キロ超という長い交換サイクルを推奨しています。
あれ!?
3000キロ?
半年?
騙されてるんじゃない?
こんな思いが出てくるのも当然です。

では、本当にメーカーが推奨するサイクルでいいのでしょうか?
これを考えるに少しエンジンオイルの役目についておさらいしましょう。
そもそもエンジンオイルはエンジンを保護するものです。
エンジンオイルが一般的に言われるエンジンを守る作用としては次の5つが挙げられます。
- 潤滑作用
- 密封作用
- 冷却作用
- 洗浄分散作用
- 防錆作用
基本的には上記の5つなのですが、現代のエンジンはこれだけでないものも多くあります。
例えば、可変バルブタイミングシステム。
聞きなれない、いや聞いたこともない言葉かもしれませんが、これは油圧を利用するシステムです。
また、タイミングチェーンなども油圧を利用してテンションを保っているものもあります。
なんだかよくわからないですよね。
簡単に言うと上の5つの作用に加え、エンジンオイルの油圧を使ってエンジンを動かしているものがあるという事です。
これは、意外と知られていないものかもしれません。
エンジンの精度が上がり、オイルの品質が良くなったのですが、オイルの仕事は増えているといったところでしょうか。
オイル交換はメーカーが推奨するサイクルでいいの?

というところで本題に戻ります。
「オイル交換は本当にメーカーが推奨するサイクルでいいのでしょうか?」
これは、乗っている環境によって違うという答えになります。
かなりインチキ回答になりますが、そうなんです。
一般に言われるシビアコンディション(チョイノリ運転を繰り返す等)であればそのサイクルはメーカー推奨よりも短かくなります。
因みに、メーカー推奨期間より長くなることは掘ってもありません!
確かにメーカーも相当なマージンを持っての推奨サイクルなのでしょうが、これを守っていたから壊れない保証はどこにもないのです。
エンジンオイルは劣化します。長い距離、長い期間使ったものは当初の性能を保っていません。
それを踏まえてのメーカー推奨という意見もあるでしょうが、性能の落ちたエンジンオイルを使っていると、エンジン内にスラッジもたまります。(悪玉コレステロールのようなものです)可変バルブタイミングシステムではこのスラッジが悪さをすることが結構あります。
また、多少なりとも燃費に影響します。

そう、オイル交換はメーカーが推奨するサイクルは推奨できないという結論になります。
そして、”乗っている環境によるという”というインチキ回答に少し追記させてもらえば、以下が交換のタイミングという事になります。
これは、ターボ車やシビアコンディションでの等の環境は考えていません。
ターボ車だからシビアコンディションだからと考える人は、きっちりと交換やっているでしょうから。
そんなに自動車に興味のない人が、自家用車を長く乗る為の目安として覚えておくそんな数字です。
期間:半年~1年
距離:3,000~5,000㎞
これを守れば、概ねエンジンオイルが原因で壊れるという事はないでしょう。
そしてこの時の注意点。
”エンジンオイルの規格は、守りましょう”
これは大事です。詳しく話すと長くなるので簡単に。
オイル漏れを起こしたり、シール類を攻撃したりすることがあるのです。
この規格はオイル交換をしてもらう工場やショップ、スタンドであればすぐに対応してもらえます。
エンジンオイルの規格は結構重要な要素なのです。
ただし、極端な過走行や低年式の車には、規格のものより少し粘度の高いオイルが必要な場合があります。
この辺りは、プロにお任せするというのが一番の方法です。
エンジンオイル交換

あまり興味のない人でも、一度気にしてみてください。
交換後のエンジンは、明らかに交換前と違うフィーリングが味わえます。
気にしていなければわからないかもしれません。
でも、気にするときっと”気持ちいい”と思うでしょう。
そして、愛車を長く乗る。
一層車を好きになる。
ここでお話しした、期間、距離、規格をもっとシビアに考えることが楽しくなるはずです。